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教わったこと(特に言葉)を過剰に意識しすぎずに。

/ スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」奏者

ニッケルハルパを始めたばかりの頃や、留学先で色々教わっていた時も、「教わったことをちゃんとやろう」としすぎて上手くできていないことがよくありました。

教える人の経験・スキル・学び方の方法と、自分に合う方法というのは一致していないことが多く、だから教わった内容をその「言葉」だけ受け止めて文字通りにちゃんとやろうとしすぎると無理が出ることもあります。

教わる側に経験値がついてくると、教える側が言わんとしていることが「感覚」としてわかるようにもなってきますが、そうでない段階では「教える側が一時的に使った言葉」を頼りにすることになります。だから、そこであえて「言われたことを忠実にやろうとしすぎない」というのも大切だと思うのです。(性格にもよりますが)

その言葉に忠実にやろうとしすぎることで、かえって「教えている側の意図と違うこと」をしてしまっている可能性があるからです。

これは私自身がそうだったのですが、何かをやろうとすることに授業で言われた「言葉」(こうしなければいけない、という言葉)をまず思い出し、その「言葉」を強く意識しながら練習する、ということをしていました。

すると段々「言葉」が独り歩きしてしまい、音楽性を意識して練習するよりもまず言葉!という感じで、その時の自分の状況としてはその方法が適切ではない(意識しすぎたりやりすぎて、逆に変な弾き方になっている)のにその「適切ではない方法」に固執してしまい、変な癖がつくようになります。(文章が読みにくかったらすみません)

だいたい教える側も普段は感覚で弾いているところを、教える時だけ言葉を使って表現しているのに過ぎないので、教える側がどういう感覚を伝えたくてこの表現を使っているのか?がわかると、一つの指摘を受けるだけでもかなり上達します。これは中級者以上向けですが。

教わったことを意識するのは大切ですが、そこにばかり気を取られていて本質(今の自分にとって何が必要か)が見えなくなってしまうと勿体ないです。

教わったことは意識しつつ、でも今の自分がどう感じるのか、どう思うのかを常に感じながら練習するのが良いと思います。楽器を始めたてであったとしても同じです。教わったことにとらわれすぎず、縛られずに弾くということです。

(どこからが「とらわれている」のか、という線引きも非常に曖昧ではあるのですが、例えば「それをやるメリットを自分で感じているのかどうか」というのも基準の一つだと思います)

私はレッスンもしていますが、自分自身が生徒であった経験の方が今のところ長いし、今も「自分が自分の先生であり生徒」だと思いながら常に練習しています。言葉や方法に頼りすぎず、自分の音楽的な感覚を信じるというのが大切だといつも感じています。

…と、簡単そうに書いていますが、これが難しいことでもあるんですけどね。でも慣れればどんどん上達のスピードは速くなるし、レッスンで言われたことののみこみ(自分らしく自分の糧にすること)が速くなります。

今日の私の動画は「Ridmarsch」です!同名の曲はいくつもありますが、Jernberg伝承の方の曲です。

あとご紹介する動画はThe Nordic Fiddlers Blocの「Bas-Pelles Eriks Brudpolska」です!19世紀のフィドル奏者が作った曲だそうです。アレンジも含めてとてもきれいな曲です。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!