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「思い込み」は事実と違っているかもしれません。

/ ニッケルハルパ奏者

今日は色々用事があったので少し疲れましたが、全て無事に終わって良かったです。


楽器を弾いている時に思うことなのですが、「上手く弾かなくちゃいけない」「間違えちゃいけない」という誰もが抱くこの思い込みは、私達の心の中に非常に根深く存在しているなーと感じます。

「楽しく弾ければ、それが一番の贅沢で幸せ」と思っている(はずの)私の中にも、これらの思い込みは存在しています。

「上手く弾きたい」「間違えずに弾きたい」と思うのと、「上手く弾かなくちゃ」「間違えずに弾かなくちゃ」というのはどこか違います。後者は自分を縛り付けているような感じです。

人と比べること、競争心、プライド、コンプレックス。その他諸々。持っていても邪魔だとわかっているのに手放せていない思考の数々。自分を縛る思い込み。

そのままの自分でいることを今以上にもっと自分に許せれば、きっと見えてくる景色は違うだろうなーと思います。


あともう一つ、普段から思うことなのですが、何かに悲しくなったり腹を立ててしまう時は、多くの場合その人自身の中に「孤独」があるように思います。

「周りに誰もいない」という意味での孤独も、「周りに人はいるのに孤独だ」と感じる心も。

「誰にもわかってもらえない」という思いや、「自分には味方はいないのだ」と絶望することも。

これもまた思い込みの一つで、「本当は孤独ではないのに自分で勝手に孤独だと思い込んでしまう」から、悲しくなったり腹が立ったりするのだと思います。きっかけは他人の言動であっても、自分にそう思わせているのは自分自身だし、しかもそれは客観的事実ではなくて思い込みである部分も大きいのです。

事実と思い込みのギャップ。自分はダメだという思い込み。自分には足りない、という大きな勘違い。

そのことに気付けたら、何かに心を乱されている時もきっと少し楽になります。

こういう思い込みと向き合い続けることは、自分の人生をより自分らしくしてくれることのような気がするので、私はこれまでもこれからも考え続けていきたいと思います。

157曲目は「Mormors brudvals efter Vilhelm Hedlund」です!

今日もお読みいただきありがとうございます!