動画投稿に関して、今までに直面した壁と、そこから学んだことを書いてきました。
今回は、実際に私がやってみたこと(やっていること)を書いていきたいと思います。
実際にやってみたこと
①いったん休む
前編で書いたような壁にぶつかった時、ツイッターもYouTubeも、とにかくいったん休むことに決めました。
休むと決めてしまえば、「やらなくちゃ」と迷ったり焦ることもありません。
また、休むけどやめはしない、ということも決めました。
②普段の練習をする
私が動画でエネルギー切れを起こしていたのは、動画を撮ることが自分の普段の練習よりも優先されていたからです。
まずは、普段の練習に集中しようと思いました。
普段の練習で私がやりたかったことはこちらでした。
- 自分が出せる音色や、弓の扱い方の見直し
- 伝統音楽(伝統曲)らしさをもっと知りたい、弾きたい
- 身体のこと、楽器とのバランス
- 動画で何度も弾いているような曲を、もっとブラッシュアップしたい
これらのことを、優先して取り組むことにしました。
③やりたくなるまで待つ
昨日も少し書きましたが、もしも普段の練習に集中して取り組むことができて、自分の演奏に自信や喜びが湧くようになった時、
私はきっと動画を自然と撮りたくなるし、他の人に自分の演奏を見てもらいたくなるはずだ、と心のどこかで思っていました。
なので、自分がやりたくなるまで、待つことにしました。
私にとっては、このブログも、動画も、自分の演奏も、自分の商品です。
「宣伝しなくてはいけないからやる」のではなくて、自分が自分の商品に愛着を持って、心から他の人に知ってもらいたいと思えるまで、待とうと思いました。
自信をつけよう、と思いました。
④ハードルの低いものから慣らす
前回、SNSが苦手と書きましたが、私は「自分の情報が他の人のタイムラインに、勝手に流れるのがなんだか申し訳ない」と思っていただけなので、
私のHPを検索した方にしか見られないこのブログ上でだったら、SNSよりは自由に発信できる
ということがわかりました。
ですので、まずSNS上での動画投稿よりも、とりあえずはブログを中心に情報発信をすることを、あらためて決めました。
動画の撮影や公開自体が、私のような一般人にはそもそも結構ハードルが高いので、最初はとにかくブログの文章だけの情報発信で。
そして、2月に入り、動画が撮りたくなってきたので、そのタイミングで今度はブログで限定公開で、動画を公開することにしました。
また、動画で演奏する曲もゆっくりめに弾くなど、取り組みやすい方法をとるようにしました。
とにかく、自分にとってハードルの低いものから挑戦し、慣らしていこうと思いました。
⑤普段の生活の延長線上に位置づける
本番での演奏も、人前で話をするのも、レッスンをするのも、動画を撮るのも、私にとっては初めてのことばかりでした。
それは今でもそうです。
演奏することや人前に出ることを「特別なこと」だと思ってわーっと舞い上がるのではなくて、普段の生活の延長線上で考えたいと思いました。
普段の自分のまま、色々なものに自然体で取り組みたいし、聴いてくれる方にも、リラックスしてほしいと思いました。
身近な人に向けて発信する
動画の公開は、一応全世界に発信することにはなりますが、「世界に向けて発信するぞ!」と思うのではなく、もっと身近な人に向けて公開するつもりでやろうと思いました。
たとえば、友達や知り合いをはじめ、一度でもレッスンやコンサートにいらしてくださった方々、たまたま演奏を見かけて知ってくださった方々など。
先日の「Pintorpafrun」も、最初は限定公開の予定でしたが、
「そういえば、親戚のおじさんやおばさんもYouTubeを見てくれていたし、留学先の友達も見てくれている。ブログを読んでいない方々にもこの動画を見てもらいたいな」と思い公開にしました。
動画公開のプレッシャー、ハードル、SNSの悪いところばかりを見るのではなく、いいところにも目を向ければ、行動することが少し怖くなくなるのかなと感じました。
以上、私が実際にやってみたことを書きました。
書いたことの中には、現在進行形の試みもあります。
まずは小さなことから、身近な範囲内から、色々な物事について取り組んでいくといいのかなと思っています。
同じようなことで悩んでいる方は、実は意外と多いのではないかと私は勝手に思っているので、参考にしていただけたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。