今日は、写真を3枚と、最近聴いた曲5曲の紹介です。
キーホルダー、トムテ、ニッケルハルパの写真
まずは、先日のレソノサウンドでの北欧会で、北欧会のために作ってくださったというニッケルハルパのキーホルダーを購入しました。
キツネが見つめあいながら、ニッケルハルパとコントラバスハルパを弾いています。黄色いキツネが現代的なモデルのニッケルハルパを、オレンジ色のキツネが古いタイプのコントラバスハルパを弾いています。
これは、教えていただいて、作ったトムテ(小人)のひとりです。スウェーデンでは、このタイプのトムテの飾りがクリスマス前に店頭や家の窓辺によく並んでいます。
こちらは、いただいた見本をもとに作ったニッケルハルパです。真ん中は見本で、両脇の二つは私が作りました。私が作ったものはちょっとデブです。
最近聴いた北欧の音楽5曲
そして、最近聴いた北欧のミュージシャンの曲を、YouTubeのリンクで貼っていきます。スウェーデン、デンマークあたりです。
なるべく新しい人達の音楽もたくさん聴きたいなと、普段思っています。
Henriette Flachというデンマークの女性奏者による曲・演奏。彼女はフィドルをはじめニッケルハルパetc…の様々な楽器を演奏できるマルチプレーヤーで、この曲ではフィドルを弾いています。こちらは彼女の初のソロ名義のアルバムで、feat.としてVillads Hoffmann(ギター)、Anna Østerby(アコーディオン)、 Petrus Dillner(ニッケルハルパ)がゲスト参加しています。HenrietteはTailcoatなどのバンドでも活躍。デンマークのフォークミュージックをルーツにしつつ、オリジナルを多く作っています。大学はスウェーデンのストックホルムの音大(KMH)を今年の秋くらいに卒業。このCDも出たばかりのようです。
こちらはスウェーデンのBäckafallというデュオの曲・演奏で、彼らの別の曲の動画はスウェーデンの奏者の動画集3にも少し載せています。ニッケルハルパ(と色々な楽器が弾ける)のSamuel Lundhと、ギターのHampus Grönbergの二人で、ともにヨーテボリの音大を出ています。そういわれてみれば、なんとなく全体的な雰囲気がストックホルムよりもヨーテボリっぽい明るさのある感じがします(日本でいえば、地理的にも風土的にもストックホルムは関東っぽい、ヨーテボリは関西っぽい雰囲気があります)。スウェーデンのフォークをルーツに持ちながら、様々な音楽を取り入れています。
そして、そのBäckafallがWoodlandsという女性デュオ(スウェーデン)とコラボした最新リリース(8月くらい)がこちら。これも最近よく聴きます。WoodlandsはフィドルのKristina LeesikとハープのJustyna Krzyżanowskaによるデュオで、彼女たちもまたスウェーデンのフォークをルーツに持ちつつ、スコティッシュやアイリッシュ、それらが交差するものをモチーフにしたりしています。
これは、絵に描かれている男性が弾いている本人だと思いますが、Julian Svejgaardというデンマークのピアニストによる曲・演奏。この曲は「二つの星」というようなタイトルで、アルバム全体が、光とか、日の出とか、そういうものをテーマとしているみたいです。この曲も雰囲気が二転三転します。他のミュージシャンたちもそうですが、現代の若い北欧フォークのミュージシャンたちは、自国のフォークミュージックをバックグラウンドに持ちながら、色々な音楽(北欧各国、アイリッシュ、スコティッシュ、ジャズetc…)をミックスして新しい表現方法を追求している人が多く、私はそういうのを聴くのもすごく楽しいと思っています。
さきほどのピアニストの方が入っているトリオ、Stundomによる演奏。曲は、ギターのVillads Hoffmann(最初の動画のHenrietteのアルバムにも参加していたギタリスト)が書いた曲のようです。メンバーはピアノのJulian、ギター(ギター以外も)のVilladsの他に、Emma Kragh-Elmøe(フィドル・ビオラ・ピアノ)です。アルバム写真もそうですが、背景に色々な考えを持っていそうな感じの、落ち着いていて洗練された音楽を作る人たちという感じがします。
以上です。
様々なミュージシャンの、色々な曲を聴くのはとても楽しいと思います。他にも、自分がまだ知らない曲やミュージシャンをもっとたくさん知っていきたいです。
皆さんも、ぜひ聴いてみてください。