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Anna Ekborg & Anders Jakobsson(Boda, 2021)コンサートの和訳①

/ ニッケルハルパ奏者

先日、Anna Ekborgのソロコンサート(2022.1)を訳しました。

「Anna Ekborgのソロコンサート」和訳まとめ

そのソロコンサートの半年ほど前に行われた、Anna Ekborg(アンナ・エークボリィ)とAnders Jakobsson(アンダーシュ・ヤコブソン)のコンサートを、今回から訳していきたいと思います。

演奏する2人(フィドル)

Anna Ekborgは音大を卒業したばかり(たぶん2020年頃に卒業)の若い演奏家(フィドル)です。ダーラナ地方のRättvik(レットヴィーク)の伝統曲をレパートリーとしています。

2021年に「SOLO」というソロのCDを出していて、他にもNorthern Resonanceというトリオで活動したりしています。

Anders Jakobsson(アンダーシュ・ヤコブソン)は1955年生まれのベテラン奏者で、ダーラナ地方のOrsa(オッシャ)の演奏家(フィドル)です。

Annaのソロコンサートの時にも話題が出てきていました。確かこちらの記事だったと思います↓

Anna Ekborg i Bror Hjorths ateljé(2022.1)コンサート和訳④

参考:Anders Jakobssonについて、Wikipediaのページ

そんなわけで、ダーラナ地方の伝統曲について詳しいお二人の演奏です。

今回のコンサートの開催場所はBoda(ボーダ)という所で、こちらもダーラナ地方の中の、伝統音楽がよく伝わっている地域になります。開催時期は2021年の7月です。


※Rättvik、Orsa、Bodaは地図で言うとそれぞれこちらです。地図を縮小していただくとそれぞれの地域の位置関係がよくわかります!ちょうど三角形のような感じで位置しています。

Rättvik↓

Orsa↓

Boda↓

動画

※で私の注釈が入っています。

(0:37~)

司会のおじさん(Gunnar):Boda Gammelgård(※この場所の名前)へようこそ。

今年は、このBoda Gammelgårdで開かれている「Måndagar(月曜日※複数形)」と呼ばれる企画が40周年を迎える年です。

今夜は、この夏に行われるプログラムの中で、最後から2番目のものになります。

こんなに大勢の方にこの場にお集まりいただき、とても嬉しいです(※コロナで集まれなかった時期のちょうど後のことなので)。

また、おそらく私たちの行っている配信で、ご覧くださっている皆さまもいらっしゃると思います、ありがとうございます。

今夜は、ベテラン層と若い層のミュージシャン両方をお呼びしています。通常は、どちらかを選んでお届けしていますが。

ベテランのミュージシャンと若いミュージシャンです。

実際にこれまで長年、私たちはそのようにして働きかけてきました。本当にベテランの方たちと、今後が期待されるような方たちとの両方を混ぜ、どちらにも演奏していただけるように。

もう1つ言いたいことがあります。1981年の6月15日、こちらBoda Gammelgårdenでの、この「måndag kvällar(月曜日の夜)」というプログラムでの最初のコンサートが開かれました。

そこに、今夜のゲストのうちのお一人が出演されていたと思います。

その時の出演はErik Moraeus(エリック・モレウス)と、Orsaの演奏家たちでした。そこに、Olle(Olle Moraeus)、Per-Erik(Per-Erik Moraeus)、そして彼らのいとこであるAnders Jakobssonもいたと思います。

ちょうどここにCDがあります、Jonas Röjåsからもらったものです。

録音されたのは1971年で、3人の若いOrsaの演奏家たちによる演奏です。そのうちの1人が、1971年当時は16歳だったAnders Jakobssonです。

(笑いが起きる※若いので)

こちらも今日、というより今年が、50周年になりますね。

ここまででAnders Jakobssonについてご紹介してきましたが、今夜のもう1人のゲストはAnna E…?失礼しました、Anna Ekborgです。

さきほど話していたところなのですが、彼女もちょうどCDをリリースしたそうで、先週の金曜日にCDを出したばかりなんだそうです。

ただ、まだCDの実物は彼女の手元に届いていないそうなのですが、金曜日にリリースしたということです。

では、大きくあたたかな拍手をどうぞ、Anders JakobssonとAnna Ekborgです!

①(3:05~)Barkbrödslåten(バークブレッドの曲)

(6:04~)

Anders:親愛なる皆さま、ようこそ。

皆さんとこうしてお会いできるのは、ほとんど夢のように思っています。

私たち自身も、ここにこうして立てるのが夢のようです。

離れて過ごさなければいけなかった、この長い期間の後で。(※コロナのこと)

ですので、とても楽しみです。

最初に演奏しました曲は、私たちの多くが「Barkbrödslåten(バークブレッドの曲)」として親しんでいる曲です。

この曲は1700年代の雰囲気を思わせます。

(※barkbrödーバークブレッド。参考:日本語のWikipediaページ「バークブレッド」

Annaはその頃の古いオリジナリティを持って演奏してくれますから、今夜もそういった曲目を多めに演奏していきたいと思っています。

(続きは明日)


続きは明日書いていきます。

前回Annaのソロコンサートを扱ったので、結構かぶっている曲も多くて聴きやすいのではないかな、と思いこちらを選びました。

明日の部分もお楽しみに。

お読みいただき、ありがとうございました。