今日15時~アンドフィーカさんの配信(アーカイブも残ります)があります。ぜひご覧ください!
【動画出演】5/24(土)15時~配信 andfikaさんのYouTubeチャンネル「カフェトーク」北欧対談に出演(1時間)※アーカイブあり
さて、ニッケルハルパでの留学前後くらいから、私は「スウェーデンの伝統音楽しか聞いてはいけない」と思っていた時期がありました。今回はそのことについて書きます。
スウェーデンの伝統音楽しか聞いてはいけないと思っていた
留学前から、留学中、留学後しばらくまで、私は「この音楽をやるなら、この音楽以外聞いてはいけない」と思っていた時期が結構長くありました。
というか、つい最近まではそう思っていたかもしれません(笑)書くの恥ずかしいですが…。
もちろん実際は他の音楽も聞くのですが、なんか「聞いてはいけない」ような気がしていたんですね。
なんなんですかね、これ。
これが今年に入ってから、少しだけ、吹っ切れてきました。
きっかけは、あるような、ないような…?
具体的なものは、特にないですかね。
で、スウェーデンの伝統音楽と関係の無い友人(日本人)にこの話をしたら、「え、どういうこと!?」って驚かれて。
そのリアクションに、私もさらに勇気をもらいました(笑)確かに、どういうこと?って感じですよね。
「それ以外は遮断する」という方法
何かを頑張ろうとした時に、あえて「他の物や情報を遮断する」という方法があると思うんです。
たとえば、私は今軽くダイエットをしていますが、「ダイエット中はお菓子の情報を一切見ない!一切食べない!」とかもそうですね。
(これはたとえなので、私はいただいたお菓子は普通に食べます)
あと、○○に受かるまでは××を我慢する、みたいなことですね。
一時的な我慢だったら別に良いと思うのですが、「一生やってはいけない」みたいにすると不健康だし、好きだったものを忘れようとするのも違いますよね。
でもそんな感じの流れで、「他の音楽を聞いてはいけない」と思っていたんです。
周りの影響(?)もあったと思う
これは周りの影響もおそらくあって、音楽留学時、仲良くしていたクラスメイト(スウェーデン人)が、ポップスなどのズンズンした音楽が苦手だ、とよく話していたんですよね。
また、スウェーデンの伝統音楽関係の日本人の方からも、あまり他のジャンルの音楽を好きだという話を聞かないような気がしていて(たまたまそういう話をしていないだけかもしれませんが)。
「他のジャンルも普通に好きな私は邪道なのかな?」と一人で勝手に思っていました。
(と言っても、私も好みに偏りがあるので、幅広いジャンルの音楽を聞けているわけでもないのですが)
「周りに合わせないと、申し訳ない」というような気持ちもあったのかもしれませんし、そもそも「周りの人の音楽の好み」に対する私側の解像度も低かったのではないか?と思います。
周りのこともよく知らないのに、合わせようとしていたような感じです。
思い込んでしまっていたことが多かったかな、と思っています。
自由さを自分に許すこと
それで、「伝統音楽に染まらなきゃだめだ」と思っていたので、そこに染まれないような要素(?)を自分の中から排除しようとしていたんですね、おそらく。
でも結局、好きになればなるほど、ジャンルの境目って、曖昧になるんですよね。
今はそんな気がしています。
去年か一昨年か、どこかの時点でブログに書いた記憶があるのですが、「音楽にジャンルは関係ない」って言う人(それが大好きなアーティストでも)の言葉が、以前の私には建前にしか聞こえなくて。
すごいうらやましいな、私もそう思えるようになりたいな、と思う反面、自分がそちら側に立つことには怖れを感じて、「私は無理だな、そういうことは言えないな」と思っていました。
そういうことを言いきってしまった結果、自分が何者にもなれなかったらと思うと、それが怖かったんですね。
でも、逆に、「今の自分はそこに縛られているから、ずっと窮屈なのかもしれない。本当はそこから抜け出したいのかもしれない」という気持ちを、最近、少し認められるようになってきました。
(前からずっと、頭でわかってはいました)
だから、そういう「自由さ」を、もう自分に許しても良いのかな、許したいな、と思っています。
自分に許せたら、周りの人にも許せるし。それは良いことなんじゃないかな、と思います。
と、書きつつ、私自身も聞いている音楽にはかなり偏りがあるのですが(笑)
この話題も、なんとなく自分の中でタブーだったので、書いてみました。以前も書いたことがあるかもしれませんが。
タブーなことって、心の外に出してはいけないような気がしているのですが(もちろん、外に出したら本当に危険なものもありますが)、案外、外に出しても大丈夫(平和)なものもたくさんあると思います。
自分の中の思い込みとか、ルールとか、気づいていきたいです。