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東京都美術館のコンサートを観に行く&北欧のおとぎ話の挿絵の本を見て…

/ ニッケルハルパ奏者

今回は、東京都美術館のコンサート(他の方の演奏)を聴きに行った話と、その時にたまたまた購入した北欧のおとぎ話の挿絵の本の紹介をしたいと思います。

東京都美術館のコンサートを聴く

来週(4/8(水)14時から)演奏させていただく、東京都美術館のコンサート(スウェーデン絵画展記念コンサートvol.5ニッケルハルパ)ですが、

先週・今週とで同じシリーズの「vol.3」「vol.4」のコンサートが開催されていましたので、それぞれLIVE配信と会場とで拝聴しました。

拝聴したコンサートは、どちらもとても素敵だったのですが(選曲も楽器も演奏も全然違う雰囲気でした)、私は聴くだけなのになぜか緊張…(笑)

他の人のコンサートなのに、なんで緊張しているんだ?と思いましたが、なんとなく普段聴いている伝統音楽のコンサートやライブとかと雰囲気が違うからでしょうか。それとも「自分が来週ここに立つ」ということを知っているからかもしれません。

来週の本番も緊張するかもしれませんが、なるべく普段通りの自分で演奏やMCを行いたいと思います。

他の方のコンサートを見て、LIVE配信での見え方や、会場の雰囲気などがよくわかり、自分が「緊張する」こともよくわかったので(笑)、観に行って良かったなと思っています。

北欧のおとぎ話の挿絵の本を見て…

コンサートの帰りに、1階のミュージアムショップについ引き寄せられて見に行ったら、アート系のかわいいグッズがたくさんありました。

(※興味のある方は→東京都美術館オンラインショップ

1月にも、スウェーデン絵画展を見に東京都美術館へ来館したのですが、その時はスウェーデン絵画展専用のショップ(絵画展に来た人でないと入れないショップ)だけしか立ち寄っていなくて、こちらの1階のショップは見ていなかったので、「うわあ、かわいい…。やばい…」と思いながら見ていました。

「買わなくても眺めているだけで楽しいだろう」だと思って、買わずにテンションだけ上げて帰るつもりだったのですが…

こちらの本だけどうしても欲しくなって買ってしまいました。『北欧の挿絵とおとぎ話の世界』↓

私が持っている絵本の挿絵も紹介されていて、私の本はスウェーデン語なので、他の方がどういう風に日本語訳にしているかの興味があったのと、

単純にそれぞれの挿絵がとても素敵で、資料集のような感じで解説なども入っていたので、良いな、と。

とてもおもしろい

さて、買って以来数日間、この本を眺めていて、そんなに真剣には読んでいないのですが…

とてもおもしろいです!

まず、おとぎ話のタイトルとか内容とかが、すごく魅力的で。そこに絵の不思議さや綺麗さも加わるので…。

「なんでこんなの思いつくんだろう?見てるだけで、わくわくする!」と思いました。

インスピレーションの塊ですね。

例えば、デンマークの昔のイラストレーターで「カイ・ニールセン」という人がいるのですが、彼が挿絵をつけたノルウェーの民話で「太陽の東 月の西」というおとぎ話があるそうなんですね。

これが、挿絵がものすごく素敵なんですが(なんかエキゾチック。モチーフも余白も素敵)、私としては「太陽の東 月の西」っていう「民話のタイトル自体が素敵すぎない!?」と思って、興味が湧いたのでお話もネットで調べてみました。

Wikipedia「太陽の東 月の西」

で、話の内容はこちらには書けないくらい長いので割愛しますが、話の流れが「え、そうなるの!?」みたいな(笑)

話のタイトルになっている「太陽の東 月の西」というのも、「太陽の東、月の西の城」という城に邪悪な女性(王子の継母)が住んでいて、王子を呪いから救うために、主人公の娘がその城へと向かう、その過程で東風とか北風とかがそれを助けてくれる…みたいな。

「太陽の東、月の西の城」って…なんか意味が分からないけど、世界観がすごい!よく思いつくな~!と思って興奮しました。

(他の国の神話や、有名な他のおとぎ話と同じ構造(似ている話)としても紹介されるようですが)

私は伝統音楽を演奏していて、伝統音楽が好きなのですが、伝統曲の演奏の仕方や音色の作り方というのは演奏家によって実に様々で。

中でも、なんとなく「物語的なもの」を感じさせる演奏であったりとか、「景色」が思い浮かぶ音、「インスピレーション」が湧くような演奏が私はすごく好きで、自分もそういう音作りや演奏をしていきたいなと思っているんですよね。

で、こういうおとぎ話とか、挿絵とか。人間が考えたものなのに、「そんな発想があったんだ!」って思わせてくれるものに触れると、自分の演奏にもすごく良い影響があるなと思っていて。

こういうものに触れてわくわくする気持ちとか、「こんな世界がもしかしたら広がっているのかも」とか「え、そんなことになっちゃうの?」みたいなキラキラした気持ちを、自分が演奏している時にも込めていきたいし、聴いている方とそれを共有できたら楽しいなと思うんですね。

必ずしも言葉にしなくても、なんとなく伝わる部分があるかと思うので。

(伝統曲自体も、「え、そっちにいくんだ」みたいなメロディ(自分では思いつかないメロディ)が結構多かったりもするので、それも、私が伝統曲を好きな理由の1つだと思います。自分の発想では出てこないメロディです)

北欧のおとぎ話って、「自然」が出てくることが多いなと思うのですが(暗い森とか、ヘラジカとか、自然の精霊とか)、伝統音楽も自然と結びついている所があって、なんとなく「その土地の風景」を感じさせるような曲が多いのかなと私は勝手に思っているので。

土地の風景を思い浮かべながら弾くと良い感じだなあ、といつも感じています。

メロディの音をなぞるだけではなくて、こういう雰囲気とか、空気みたいなものを、私自身がずっと想像しながら、わくわくしながら弾けることが大切だな、と。

そして、本の挿絵の話に戻りますが、絵もすごく良いんですよね。

北欧の昔の絵本の挿絵って、構図が独特なんですよね。「めちゃめちゃちっちゃい、可愛くて幼いプリンセス」と、「超どでかい醜いトロル(怪物)」みたいなのが1枚の絵に描いてあったりとかして。

トロルや自然の「大きさ」と人間の「小ささ」の対比が、1枚の絵の中ですごく効果的に表現されていて、「綺麗だけど、なんか不気味で怖い」と思わせる感じがあります。

自然の「圧倒的」な感じがとてもよく伝わってきます。

興味のある方は、本を買うまでいかなくても、おそらくネットでも(北欧の民話や挿絵とかで)調べるときっと色々出てくると思うので、ぜひ調べてみてください。


…という、半分「衝動買いの言い訳」みたいな記事でしたが(笑)私が良いなと思ったものをちょっと紹介してみました。

良いと思うものをシェアするのって、発信の基本だと思うので、音楽でもそれ以外でも、こういう気持ちをずっと持って活動していきたいと思っています。

ちょっと最近なんだか忙しくて、スウェーデンの歴史の記事の勉強が全然できていないのですが(こころなしかInstagramも若干さぼりがちに…)、自分にできる範囲で頑張っていきたいと思います。