私は、何事も「基本を大切にする」ことが大事だと考えています。
今回はこのことについて書きます。
基本を大切にする
何かをやる時の基本のやり方、基本の目的、基本的な手順など。
基本を大切にすると良いなといつも思っています。
これは、仕事でも趣味でも、なんでもそうですね。
私の場合で言えば、たとえば伝統音楽なら、色々とアレンジを凝るよりも前に、まず「メロディ」をより良く弾くこととか。
コミュニケ-ションを大切にすることとか。
私が最近意識している「MC」などに関して言えば、ウケを狙うよりも、まず伝えるべきこと(お客さんへの感謝、楽器と曲の紹介)が伝わるようにするとか。
基本を大切にすることには、メリットがたくさんあります。
メリット①シンプルである
まず、基本にのっとると、だいたいのことがシンプルになります。
(例外として、「提示されている基本がとても複雑だから、アレンジしてシンプルにする」ということもあるかもしれませんが…)
シンプルになると、作業が進めやすくなりますし、実際進みます。
ハードルも下がります。
判断基準が明確になるので、「これはOKなのかそうでないのか」や、「(OKでないなら)何をどう改善したらいいのか」が見えやすくなります。
OKの判断が出せれば、次へ次へと進みやすくなります。
余分なものも無くなってすっきりするし、大切なことが何なのか、自分にも周りにもわかりやすくなります。
メリット②余裕が出る
基本を大切にし、物事の判断基準がシンプルになればなるほど、自分の心に余裕が出ます。
心の余裕は大事です。
ちょっとしたトラブルに対応したり、不測の事態で何かを判断する時に、心の余裕があれば、落ち着いて、賢明な判断をすることができます。
何か大変な状況になった時、慌ててパニックになっている人よりも、落ち着いて状況を整理している人の方が、見ていてほっとしますよね。
パニックになるのは仕方が無いのですが、普段から、心の余裕を持っておけば、パニックになってもすぐにまた冷静になることができます。
不測の事態に落ち着いて対応するためにも、普段からあれもこれもと欲張って(自分のキャパシティを越える範囲で)手を伸ばすのではなく、シンプルな基本を大切にし、心の余裕を作っておくことが大事です。
メリット③完璧主義が減る
基本を大切にすることは、完璧主義に歯止めをかけることでもあると思います。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と「あれもこれも」と思うのは、完璧主義の傾向の1つです。
私にもその傾向があります。
そこで一旦基本に立ち返り、「いや、あれは今回はやめよう」とか「これはあえて削ろう」とやっていくと、身の程がわかるというか、
今の自分にしっくりくる方法、ちょうどいい分量などがわかってきます。
すると、「そんなにめいっぱいやらなくてもいいんだな」とか、逆に「あれもこれもと手を伸ばしすぎない方が良いのかも(めいっぱいやることで、効率を下げていた)」ということが実感できるようになるので、
完璧主義の傾向が徐々に少なくなっていくと思います。
メリット④今の自分に自信がつく
③とも重複する話ですが、そうして「あれもこれも」をやめて、基本の状態、等身大の自分で何かにのぞむことは、
「等身大の自分に自信を持つ」ことにもつながると思います。
基本で勝負するとか、等身大の自分で体当たりするのは、とても勇気がいります。
でも、やってみると意外と大丈夫だったり、自分が思っていたよりも良い結果が得られることが多い、と私は思います。
実行してみて、「案外大丈夫かも」と思えたり、「結構良い感じだった」と思えると、本当の意味での自信がつきます。
色々と飾り立てて成功するよりも、充実感があり、安心感があり、次につながる自信です。
すると、「よし、次もいこう」とか「次に何があっても大丈夫」と思えるようになります。
普段の自分で、基本を大切にしてのぞむこと
普段の生活も、何か特別な時にも、
なるべく自然体な自分のまま、基本を大切にしてのぞめると良いなと思っています。
基本のスタンスはいつでも変わらない、という感じです。
その方が、人間関係や信頼関係も作りやすいのではないかなと思っています。
(「あの人ならたぶんこう言うだろう・こう行動するだろう」という予測がつく人の方が、何かを頼みやすいし、コミュニケーションをとりやすい気がします)
自分自身も、自然体でいられる方が落ち着くし、
何があっても対応できるというか、とりあえずなんとかするだろうと思えてきます。
私自身ができているかどうかはわかりませんが、普段の自分のまま、基本を大切に、シンプルに物事に取り組んでいたいなと思っています。
以上、「基本を大切にする」ことについて書きました。
書いているのは当たり前のことかもしれませんが、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。