Orsa spelmänのコンサートの和訳②です。
①はこちら→Orsa spelmän (Boda, 2020)のコンサート和訳①
動画
前回の続きから(6:15~)の再生です。
Perra:Orsaの曲でした。
でも私たちの中にはJämtland(イェムトランド地方)の人もいますね。
ムッシュ・Pether Olssonです。
あなたはJämtlandの人ですね。
Pether:(ガッツポーズして)そうです。
私は根っからのJämtlandっ子です。あちらの出身なんです。
Olle:これから私たちが演奏する曲ですが、Östbjörkaで楽譜で見つけた曲ですけれども、オリジナル(もともとのもの)はJämtlandの曲なんですよね。
Pether:そうですね、私はそのように理解しています。
この曲はJämtlandの曲です。
Perra:この曲を以前にも演奏したことがありますか?
Pether:あります。Lindqvistarna(リンドキュヴィスト兄弟)と長年一緒に演奏してきた曲です。
私が曲を覚えたのもそこで(彼らと一緒に演奏した時に)です。
彼らは、それよりもずっと前からこの曲を弾いてきたので。
たくさん演奏してきたので、よく知られるようになりました。
Perra:では、今回はまず最初にあなたの「本来の(もともとの、起源の)」バージョンを演奏してもらって、その後に私たちが「改悪した(笑)」ダーラナのRättvik(レットヴィーク※地名)バージョンを演奏したいと思います。
※参考:Bröderna Lindqvist(Lindqvistarna)のWikipedia
③(7:12~)Jämtpolska / Rättvikspolska(イェムトポルスカ/レットヴィークスポルスカ)
(10:40~)
Olle:次の曲はあなた(Perra)とある種の関わりのある曲ですよね。
Perra:そうなんです、私はこの曲を良き友人のLeif Görasにもらったんです(Leifを指しながら)。
私が誕生日を迎えた時に。プレゼントとして。
彼はちょっとケチなところがありますから、曲を作ってあげれば良いだろうと思ったんです、お金がかかりませんから。
(皆で笑う)
いや(それは冗談として)、美しい曲です。私は(この曲をもらって)本当に嬉しかったです。
私の誕生日は6月なので、「春」の曲になっています。少なくとも、私たちはそう考えています。
ということで、「Perras vårlåt(ペッラの春の曲)」です。
④(11:20~)”Perras vårlåt” av Leif Göras(「ペッラの春の曲」レイフ・ヨーラス作曲)
(14:30~)
(「良い曲だね、Leif」などと言っている)
Olle:そうだ。次の曲はBodaと関わりのある1曲でしたね。
Perra:ああ、そうですね。この曲は誰が関係があるんでしたっけ、Olle?
Olle:関わりがあるのは私です。
Perra:あなたと、それから他にもいますよね?
Olle:そうとも言えるかもしれません。
次の曲は、私が妻と出会った時に作った曲です。
彼女は、このBodaの地と強い結びつきがあります。彼女自身はストックホルム出身なんですけどね。
彼女の父親が、Bodaの○○な人物(※聴き取れませんでした。有名な人物/愛された人物とかかなと思いますが)だったんです。
曲名は「Bodakôlla(ボーダクッラ)」です。
※kôlla(クッラ)はおそらくBodaの方言なので、どういう意味なのかは(共通語だとどういうつづりなのかも)わかりませんでしたが、私が調べたところによると、曲のタイトルとしては「納屋(小屋)の女性」というような意味があるみたいです。
⑤(15:19~)”Bodakôlla” av Olle Moraeus(「ボーダクッラ」オッレ・モレウス作曲)
(続きは明日)
続きはまた明日です。
Bodakôlla(ボーダクッラ)は、おそらく曲の雰囲気もBodaの曲(Bodaポルスカ)っぽくしているのかな、と思いながら聴いていました。
クラリネットも出てきて、おもしろいです。クラリネットはB♭管(ドの音がB♭)とC管(ドの音がC)とありますが、Perraが使っているのはB♭管ですね。
演奏は毎回盛り上がっていますね。楽しそうです。
明日以降の部分もどうぞお楽しみに。
お読みいただき、ありがとうございました。