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TV番組で使われていたBGMを調べる。

/ ニッケルハルパ奏者

スウェーデン語の勉強のために私が数年前から見始めたスウェーデンのTV番組の一つに「Trädgårdstider(庭の時間)」というのがあります。(ネットで見られて、もちろん無料です。以前は過去の放送がたくさん見られたのですが、今は最新シーズンだけのよう)

庭造りの番組でもありますが、進行は庭師1人、コック1人、マルチタレント1人、モデル兼インテリアデザイナー1人の計4人(男女2人ずつ、年齢ばらばら)によって構成されており、庭や植物の話だけではなくキッチンのテーブルを作ったり空間を飾ったり、思いがけないものでデコレーションしたりブーケを作ったり、毎回おいしい料理ももちろん作ったり、「インスピレーション溢れる番組」というコンセプトなのではないかと思います。4人の掛け合いもとても明るくておもしろいです。

もう10年ほど続いている番組で、廃屋になっているところを数年間かけて素敵な庭(空間)にしていく(出演者たちは毎年春から夏にかけてそこに通う)という感じです。

スウェーデンのTV番組は人気があれば「毎週ずっと続く」のではなく、「毎年ある時期に3か月ほど毎週放送し、それが終わると次のシーズンはまた来年の同じ時期に放映」ということが多いです。放送がお休みの間に製作側は内容を練ったり撮ったりしているみたいなので内容も濃く、また、見る側も「見続けなきゃ!」というプレッシャーが少なくて良いなと思います。

(ちなみに…この番組で「結婚式を演出する」というコンセプトのシーズンがあり、その時に結婚したカップルを留学先の学校で見ました。そのカップルは二人ともダンサーで、私の留学先の学校(今日のブログの写真の建物)でたまたまプロのダンサーさんがツアーに来てパフォーマンスをした時に、「知り合いが照明やっているから~」と来たんです。あれ?あの人達見たことあるな…あの結婚してた二人か!みたいな感じです。私のクラスメイトもTrädgårdstiderを見ていたので、果敢に色々話しかけていて私もそこに混ざっていました。TVで見たのと全然印象が変わりませんでした)

その番組の中で色々な有名な曲(国籍問わず)がBGMに使われているのですが、数年前に確か一度聴いて、すごく気になったけどその時は調べ方がわからず誰の何という曲なのかよくわからなくて、そのまま放置していた曲がまた再び使われていて。今度こそ音源のことがわかりました。

(というかエンディングでBGMのクレジットがばーっと出るので、調べれば簡単にわかるはずなのですけど)

それがこちらです。Edgar Meyer、Mike Marshall、Béla Fleckの演奏する「Sliding down」(Edgar Meyer作曲)です。ピアノとベース(コントラバス)を弾いている方がEdgar Meyerだと思います。

(公式のチャンネルが無かったのですが、最近はこういう動画の説明欄にも正式な曲の情報が載せられる仕様になっているので、おそらく広告の収益が著作権料として支払われるのではないかと勝手に思っています)

こういう曲すごく好きで、とても良いなあと思います。最初のピアノも良いのですが、途中のバンジョーメインの裏のベースもすごく好きです。(これってバンジョーですよね?たぶん)

ちなみに私は有名なミュージシャンの方のことすらあまりよく存じ上げないほどに結構無知なのですが、Mike Marshallってそういえばこの前ご紹介したVäsenと一緒にCDで弾いていた方だなあと思いました。ご紹介した曲(アルバム)はこちらです↓

こちらのメンバー(Väsen, Mike Marshall, Darol Angerの5名)の動画もありました。2曲演奏していて、後半はこの↑動画の曲です。

Darol Angerもかなり有名な奏者なのだろうと思います。弦楽器が5人もいて別のことをしているのに音が混ざってごちゃごちゃしたりしていないのは、5人それぞれの音の意図がよほど明確だからなのだろうなと思いました。

私の動画は264曲目「Pannan i Ugnen」です!これは歌で、教えてくれた人は最初「ポルスカ」だと言っていたのですが、クラスの皆が「ワルツじゃない?」と言い始めて最終的にはワルツだということになりました。どっちでもいけそうかなと思います。今回はワルツ的に弾きました。(ポルスカだともう少しテンポを落として拍の感じ方を変えます)

今日もお読みいただき、ありがとうございました!