ちょっとばたばたしているので今週一週間はブログの更新が夜になるかもしれませんが、それでも地道に続けていきたいと思います。
こちらのブログでも何度か紹介しているThe Nordic Fiddlers Blocの新しい動画が先ほど公開されたようなので、今日はそちらを。
「Bas-Pelles Rullpolska」です。スウェーデンのHälsingland(ヘルシン(グ)ランド地方)のPer Westberg(1886-)が作った曲だそうです。
この3人はこの並び順で演奏するのが定位置なので、Olav(左の人)が画面右を向いて頷いていたり、Anders(右の人)がよく画面左を向いたりしていて、リモートでありながら一緒に弾いている雰囲気を出しているのが遊び心だなあと思います。
特にOlavは弾き方や姿勢がとても自然で(腕と手以外の身体の部分が、まるで弾いていないかのような感じです)、スウェーデンで実際に見た時にも落ち着いていて素朴な印象だったのですが、最近の動画を色々見ていると「私が思っていたよりももっとお茶目な人なのかな?」という印象を持ちました。本人のチャンネルの他の動画も結構色々弾いていておもしろいです。この動画もちょっとそんな感じですね。
ちなみに私は、弾く時にすごく身体を動かす人も好きですが、結構身体を動かさない人も好きです。Olavは私の中では後者です。
「動かさない」と言っても、身体を固めているのとは全く違っていて、「変につられるような動きが無い」という方が正確かもしれません。動けるけど、動かさなくても弾ける、みたいな感じです。これは身体をよく動かして弾く人でも一緒だと思います。「意図していない動きが少ない」という風にも書けるかもしれません。
「つられる」というのは、例えば腕だけを動かせばいいのに背骨や首が不必要に特定の方向に大きく動いてしまうとか、特定の動きをした時に身体が意図せずぶれてしまうとか、細かい音符のところで手首から先を動かせば良いのに肘や肩が不必要に動いてかえって弾きにくくなる、などです。上手い人や、良いなと思う演奏をする人はそういった「ぶれ」が少ないなと思います。(動きの大小に関わらずです)
そんなことを考えました。
あと、この動画の曲もなんだかとてもスウェーデンっぽい曲だなと思いました。16分音符のメロディの流れ方とか分散和音の感じとかでしょうかね。明るくて爽やかで、ゴージャスな曲です(この3人が弾いているので、より豪華です)。素敵です。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
228曲目は「Fyra svarta hästar」です!