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別の音源をあえて聴くと良い。

/ ニッケルハルパ奏者

ブログの書き方を色々変えて検討しているのですが、最近は日記風に自分の課題を書いています。どうしても私の興味のある話題になるので、身体のことや演奏のことになりますが、書くとなぜか改善することに気がついたので演奏改善に使わせて頂いています。


昨日「弾いている時の背中の辺りの筋肉の緊張が気になる」と書いたのですが、具体的には特に右の肋骨の背中側かつ下の方が気になっています。ここ、長時間弾いていると私はちょっと凝ってきます。

肋骨の背中側下の方は普段も力が入っているのが自分でもわかるので(姿勢を良くしようとして上げてしまうのだと思うのですが)、普段から気をつけてみています。

ただ、どうしても弾いている間だけだとどうにかしづらいので、なるべく楽に弾ける曲を弾いてみて、楽に弾けない曲との身体の違いを感じてみました。

留学中に習った曲は、たいていその曲を教えてくれた先生の音色や弾き方と曲のイメージが紐づいているのですが、実はそれだけではなく「習った当時の私の弾き方」とも身体の記憶が紐づいていることが多いです。

つまり、当時無理な姿勢で弾いていた曲はそのままの弾き方が身体に残っていたりするので、好きでよく弾いていた曲ほどその癖が抜けなかったりします。

そういう時はなるべく良い音源を聴くようにします。私が撮った先生の動画だと録音の音質に限度があり「良い音源」とは言い難いので、CDとかそういうちゃんとした音源がもしあれば。

身体の面からの自分なりのアプローチに限界がある時は、私の場合結構「その先」が見えていないことが多いです。その先というのはつまり、身体を良くしてそれでどう弾きたいのか?とか、この曲のこの部分でどういう音を出したいのか?(もしくは選択肢としてどういう音が考えられるのか)など。それを音源を聴いて再確認するだけで、演奏が変わったりします。

特に身体の記憶(悪い癖)と演奏が紐づいているものは、一度弾くことを置いておいて、ただ聴いた時の音の感じを確認すると良いのかなと思っています。

もしそれが普段からCDなどでよく聴いている曲なら、あえて普段聴くのとは違う奏者が弾いた音源なども聴くと参考になる時があります。自分の中に思い込んでしまっている音と勝手にイメージしている弾き方(たいていちょっと誤ったイメージです)というのがあって、そこにとらわれてしまっている場合もあるからです。

今日のGöksbypolskaもそうでした。教わった時に弾けなかった感じの癖が残っていたのと、先生を撮った動画の音質がちょっと微妙だったので、別の音源を聴いて参考にしました。指がまわっていないのは仕方ないのですが、肋骨のことは気にならなくなったし、音も良くなりました。あと弾いている時の全体の感じが楽になりました。

136曲目「Göksbypolska」Eric Sahlström作曲です。

今日もお読みいただきありがとうございます!明後日の土曜日は別所公民館で演奏です。