今日は青空がきれいですね。(写真は全然違う日のストックホルムです)
書くことがぱっと思いつかないので、私が留学中によく見ていた動画を一つあげようと思います。
Josefina(ヨセフィーナ)です。
Josefinaには習う機会は私は無くて(会う機会は数回あったのですが)、でも好きだったので動画をよく見ていました。
会った時の本人も素敵な人柄でした。気さくで飾らない、少年のような少女のような女性でした。
動画の曲はPolska efter Gustav Strutzという曲です。OlovがソロのCDで弾いているので、Olovから習ったんじゃないのかなと私は勝手に推測しています。
(この曲はBondpolskaと書いてありますが、たぶんBondpolskaではないのではないかな、と思います。Bondpolska(ボンドポルスカ)というのはポルスカの種類の一つで、Uppland(ウップランド地方、ニッケルハルパの伝承地)で特徴的なポルスカです。細かく言うとBondpolskaは、1拍が3つに分けられるリズムを中心に構成されていてかつその3つの前二つの音符がスラ―で繋がっていてタンタ・タンタ…となっているÅttondelspolskaであることがほとんどなのですが、この曲は違うので(この曲は16分音符で構成されている、つまり1拍が4つに分けられるSextondelspolskaなので)、Bondpolskaのノリとはちょっと違うように思います。この曲もUpplandの曲だった気がしますが)
Olovの弾き方よりも元気な感じになっています。
話が飛びますが、Torbjörn(トルビョン)という別の奏者がいて、Torbjörnに教えてもらった時にあまりにもそれまで他の奏者から教わっていたことと音の出し方が違ったので、私は非常に混乱しました。Torbjörnには悪気はなかったのですが、明らかに私もクラスの皆も空気がどよーんとして、Torbjörnが「でも楽しいのが一番だから!これでもし明日誰かが『弾くのやめます』って言ったら、私は自殺するしかない」と冗談を言ってくれたのが救いでしたけど。
(それでも授業の後は泣いた)
その時に「自分がどう弾きたいのか」が大事なのだと知り(教わったことも取捨選択して良いのだと知り)、私は一体どういう風に弾きたいのかな…と考え始めた頃によくみていたのがこの動画です。
「じゃあ茜ちゃんはJosefinaみたいに弾きたいのね♪」と思われるとそれはまた違うというか(そういう風に思われるの苦手なんですよね。ひねくれてるかもですが)、Josefinaの演奏は大好きでよく聴くし「ああいう風に弾けたら素敵だな」と思いますが、他の奏者の演奏も好きですし、一概には言えないなと思います。
「○○みたいに弾きたい」というのは自分の胸にしまっておきたいです。
今日もお読みいただきありがとうございました!
191曲目は「Eklundapolska nr.3」です!