先月末に無理をして、睡眠不足なうえに更に睡眠時間短縮し、そのうえでちょっと頑張って色々やる、ということをした結果、ここ３週間くらい今までの蓄積疲労がどっと押し寄せてきました。

それで今日は風邪をひきそうな雰囲気なので、長引かないよう練習はお休みしました。今、家で弾くことができないので、練習させて頂いている場所まで楽器を背負って行かなければならず、行き帰りで結構疲れてしまうからです。

話は変わりますが、中学か高校の頃から私は「空いた時間を有効活用しなければ」という思考にとらわれていました。

ちょっとでも時間が空いたら「○○しなければ」。それで、いざ時間が空いたのに○○できていない自分を責める、時間が空いたのにエネルギーが切れている自分に鞭を打ってやろうとする、それでもできない自分を責める、よりエネルギーが消耗する。という方法を取ってきました。

そのことに、２週間くらい前に唐突に気が付いたのです。

また、「健康的にならなければ」という思考にもとりつかれていました。それで実際健康的になれれば良いのですが、そういう思考にとらわれている時って強迫観念的に運動したりするので、精神的に健康ではありませんでした。例えば留学中は毎朝走ったりしていたので、たまに雨の日があると「今日は走ってない！やばい！」みたいな。「こんな不健康な食べ物食べてはいけない！」とか。（留学中はダイエットもしたし、やせていました。その分弊害もあり、身体的にも健康ではありませんでした）

あと睡眠時間は「今日は〇時間寝たから眠くなるはずがない」とか、「昼寝は良くないし眠くなるはずがないのになぜこんなに眠いんだ」とか。メールもLINEも「早く返信しなきゃ。でも面倒くさい。でもやらなきゃ。しんどい…」みたいな感じで消耗していました。

やるのは短時間で済むようなことでも、エネルギーが湧かなくてできなかったのは、休んでいる間もゆっくり休めていなかったからだと思います。こんなに何もしていないのに疲れるはずがない！みたいな。友達に「疲れてるね」って言われるとムッとする、みたいな。

疲れていることを認めるのをプライドが許さないし、認めちゃって頑張れなくなるのが怖かったのかもしれません。

（全部過去形で書いていますが人はそう簡単には変わらないので、今現在もそうだと思います）

そのことに気が付いてから、なるべく意識的に頑張りすぎないようにしました。以前の自分ならさらっとやっていたことが、できなくもなりました。ブログの書き方も変えたし（今もまだ模索中）、練習方法ももっと自分に沿うものにしていっています。

ちなみに今日のブログは思い付きで適当に書いているので、長文だけどスラスラ書けて楽です。

物事を成し遂げる方法はたくさんあり、自分に合う方法でなければいくら好きなことでも燃え尽きてしまいます。反対に、自分に合う方法を見つけたり作っていけば必ず良い方向に、楽に進んでいきます。

「今の自分に合う楽な方法」をその都度探すことができれば良いのですが、今の自分を否定して「理想的な自分」にだけ向かって頑張るとしんどいです。

私はSNSが苦手なので、半年くらい前に一度SNSでの交友関係を整理したことがありました。連絡先を削除するのは失礼なことかもしれないと思ってずっとできずにいたし、宣伝するためにはSNSを使わなきゃと思っていた躊躇したのけど、合わないのですね。そのおかげで当時はかなり楽になりましたし、今も「ああ、楽だなあ。この方が自分には合っているな」と思っています。

留学してすごく心地が良かったのは、「デキる自分」を演出しなくて良かったというのがあると思います。言語も習慣も何もかも、知らなくて当然、間違えて当然、わからなくて当然、助けてもらって当然な中で、素でいられたこと。できないことをマイナスと見られるのではなく、できることや長所や自分の素直な意見を見て聞いてもらえたことが安心感につながっていたと思います。

それは留学先でないと得られない安心感なのか？というとそうではなく、「自分がその状況を自分に許すのかどうか」という違いだと思います。日本にいると、「色々なことができる自分」を自分が自分に期待しています（かといって本当にそれが能力的にできないというわけでもないのが難しいところですが。できて当然→できない＝マイナス、という見方が問題なのだと思います）。

人間関係もそうで、合わない人（嫌いな人もそうだし、嫌いではないけど合わないな、みたいな人まで）や状況に合わせようとしてしんどくなってあとで一人になってぐったりすることがとても多くて。合わせなくても大丈夫って思えたらもっと楽になるなと思います。その方が素の自分って感じで良いような気がします。ぐうたらな自分を信じたい。

今日は練習できなかったので動画はお休みします。

今日もお読みいただき、ありがとうございました！