今年の元旦から、またブログを毎日書き始めるようになりました。
ブログを書いていて、良かったことと反省点(2023年2月の振り返り)
ブログを毎日書くのは、1月は「結構大変だな~」と思っていたのですが、最近は少しだけ慣れてきました。
今回は、最近ブログを書いていて良かったと思ったこと=「正直になれたこと」、そして「自分をしばっていたマイルール」について書きます。
正直になれた
私にとって、最近のブログの大きな収穫は「正直になる機会を得られた」ということです。
ブログに、正直な自分の気持ちを書くことが少しずつできるようになってきたおかげで、普段人と接する時にも、正直でいられる割合が増えたように思います。
私には、「ブログにはこういう内容を書くべきだ」もしくは「こういうことを書いてはいけない」という自分の中でのルールがあったのですが、
それらのルールをなるべく崩して、自分が思っていることを率直に書けるようになってきたことは、私の中での進歩だと感じています。
自分をしばっていたマイルール
たとえば、このようなマイルール(ほとんど無意識で、しかも不要なもの)がありました。
(こうして書くとくだらないルールのように見えるかもしれませんが、書きますね)
①(演奏家のブログとして)常に「曲が弾けている」と見せなければいけない
練習時の様子や、途中経過は見せてはいけない。
「私、できてます!」みたいな風を装って弾かなければいけない、など
②色々なことを知っていなければいけない
「わからない」「詳しくない」「知らない」と書いてはいけない、間違ったことを書いてはいけない、など。
③他の人が言っていることと同じことを言わなければいけない
他のニッケルハルパの人の言っていることと、すり合わせた内容を書かなければいけない。それが、私が現地で教わった内容とは違っていたり、聞いたことが無い内容だったとしても。
④ニッケルハルパに興味を持った人の気持ちをそぐようなことを書いてはいけない
ニッケルハルパ体験教室の講師として、「ニッケルハルパを新しく始めたい人が、始めやすくなるようなこと」だけしか書いてはいけない。つまり、簡単にできるとか、すぐに弾けるとか。
そうではない一面(難しい、奥深い)についてはあまり触れてはいけない。
私の普段の練習量などは、秘密にしておかなければいけない。「そんなにたくさん練習しないといけないの?じゃあニッケルハルパやるのやめよう」と、思わせてしまったら嫌だから。
と、このような感じです。
冷静に考えれば「そんなことはないだろう」と思う内容ですが、ほとんど無意識にこのようなルールを持っていました。
マイルールを崩そう
自分が「書いてはいけない」「書かない方が良い」「書くべきだ」と思っていることは、実はそうでもないのかな、と今は思っています。
これらのマイルールについて、今の自分が思うことを書きます。
①途中経過を見せてもいい
これは人によって考え方が違うと思いますが、私は「伝統音楽は自然体の音楽だ」と書いていて、音楽と自分の普段の様子を切り分けない方が好きなので、途中経過を見せても全然良いのでは?と考えるようになりました。
普段の自分の様子こそが実力なのだから、それを見せるだけでも充分なのではないか、と今は思っています。
②わからないことは「わからない」と書いてもいい
わからないことは、基本的にはまず調べますが、調べてもすぐにはわからない場合は「わからない」と書いて良いのかなと思っています。
①と同じで、今の自分が知っていることを知っている範囲で書けばいいのだな、と感じています。
もしも間違ったことを書いてしまっても、後から訂正するとか、次に活かしていけばいいかなと思います。
③自分が現地で教わったものを発信すればいい
他の人は他の人なので、私は自分が教わったことを、ただそのまま発信すればいいのだ、と思うようになりました。
「私はこう教わったので、こうしています」のそれだけで充分だな、と思っています。
他の人が間違っているとか、どちらが正しいかとかは、私は考えていないので、自分の意図を自分の言葉で伝えられれば充分なのだと思いました。
④人がどう思うかよりも、普段の自分を見せて良い
やっぱり私は私だし、「普段の自分を見せるしかない」と思うようになりました。
自分の練習方法や練習量も、秘密にしなくてもいいのかな、と。
それを聞いて、「練習が必要そうだから、ニッケルハルパをやるのやめよう」とか「そんなに練習してるのに、この人こんなもんなの?」と思われることもあるかもしれませんが、他の人の思うことは私にはコントロールできないので、まあいいか、と。
そもそも、他の人がそう思わない可能性の方が高いかもしれません。
正直になると楽になる
ブログを正直に書くことで、楽になると思いました。
おそらくここに書いたもの以外にも、私は色々なマイルールを持っていたし、今もたくさん持っていると思います。
自分の正直な気持ちを書くのは勇気がいりますが、書くことで自分の中の何かが外れていくので、書けば書くほどアウトプットがしやすくなる、と思いました。
これも書いたらダメ、あれも書いたらダメ、ではなくて、これも書いてもいいし、あれも書いてもいい、です。
(もちろん情報として「書いて良い/悪い」の判断は自己責任ですから、必要に応じて「書かない」という選択も大事です)
いかに良く見せるかではなくて、普段の自分をブラッシュアップしていくこと、そんな普段の自分の様子を見せることの方が大切だなと思っています。
以上、「正直になること」「自分をしばっていたマイルール」について書きました。
ブログを書くことは、自己表現の練習になるし、普段楽器の練習中に考えたことを、色々な方に向けて言葉でアウトプットする良い機会だと思っています。
動画の発信も、YouTubeで公開するに至らなくても、ブログで限定公開することができます。
今の自分にできることをできる範囲で精いっぱいやれば、必ず次に繋がります。
参考にしていただけたら、嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。