Anna LindbladとAnders Löfbergのコンサートの和訳③です。
こちらのコンサートの和訳は今回で最後です。
①と②はこちら↓
Anna Lindblad & Anders Löfberg(Boda, 2020)コンサートの和訳①
Anna Lindblad & Anders Löfberg(Boda, 2020)コンサートの和訳②
動画
前回の続きから(42:48~)再生します。
Anna:今の曲が「Nöcklaharpa」でした。
ではまたHärryda(ヘッリッダ)のRobert Johansson(ローベルト・ヨーハンソン)に戻ります。
Anders:私はいつも、Robert 「Jansson(ヤンソン)」と呼んでいます(笑)
Anna:Robert 「Johansson」ですが、彼も素晴らしい曲をたくさん残していますが、それらもスウェーデンの伝統音楽としてはちょっと変わっていて多様な曲と言えるかもしれません。
では、Robert Johanssonの伝承曲です。
通常のコンサートなら、このタイミングで「CDをお買い求めになりたい方は、コンサートの後にお越しください」とCDの宣伝をするのですが、今日はそれができません(※配信ライブなので)。
代わりに、「もしも音楽をもっとお聴きになりたい場合は、インターネットで検索してみてください」と言いますね。
配信をご覧の皆さんはすでにインターネットをしているでしょうから、チェックしてみてください。
Anders:Facebookなら私たち2人ともやっていますし…
Anna:いえ、私、実は(Facebookは)やっていないんです。
Anders:あ、そうなんだ。私はFacebookのページがあります(笑)
Annaはホームページならやっていますよね。
Anna:はい。見つけるのは簡単だと思います、名前で検索していただければ。
Anders:そうです。そしてメッセージなどを送っていただければCDをお送りしますので。そうして連絡しあうことができます。いくつかの方法で。
そしてもしもお金がたくさん余っているよという方は、Boda Hembygdsföreningに引き続き寄付をしていただければと思います。
Anna:確かに。
Anders:寄付の上限は無いと思いますので(笑)無いですよね?
どうぞお待ちしています。Swish(スウィッシュ※スウェーデンの送金方法)の番号は画面下のこちらです。
Anna:技術者(※カメラ/音響などを担当しているスタッフ)も頷いています。
Anders:では曲を演奏しましょう。
Anna:はい、Robert Johanssonの伝承した曲です。
※CDの話が出ましたが、Anna LindbladのCD「Med Vänner」にて、AnnaとAndersがRoger Tallrothと一緒に演奏しているみたいです。コンサートの曲も結構入っているかもしれません。このCD自体はSpotifyやYouTubeには無さそうなので、聴くのは難しいかもしれませんが…。
また、AndersもソロのCD「Nittonbunda」をリリースしていて、そちらはSpotifyやYouTubeで聴くことができます。
⑪(44:33~)Polska efter Robert Johansson, från Härryda(ヘッリッダのローベルト・ヨーハンソン伝承のポルスカ)
(48:15~)
Anders:Robert Johanssonの伝承曲でした。
次で最後の曲になります。
お聴きくださった皆さん、ありがとうございました。
こちらで演奏させていただき、とても嬉しく思っています。Boda Hembygdsföreningにお招きいただいて。
今現在はそんなにたくさんの演奏の機会がありませんから(※コロナ禍で)、こちらで演奏するのがとても楽しかったです。
技術系(音響やカメラなど)を担当してくれたOlle、Petter、ありがとうございました。
Anna:皆さんには彼らが見えないと思うのですが、彼らはここにいますよ。
Anders:そうですね。また、このスタジオもとても心地が良いです。ここで演奏するのはプロフェッショナルな感じ(洗練された感じ)がします。ありがとうございました。
そしてさきほどもお伝えした通り、お聴きの皆さん、ありがとうございました。
何か他に言うことはある?
Anna:いえ、それくらいですね。
Boda Hembygdsföreningはこのコロナ禍に、このようなコンサートをとても素早く計画してくださいました。
そのおかげで、私たちがこうして演奏することができます。
そしてお聴きの皆さんが、おうちで楽しい時間を過ごせていますように。
Anders:最後に演奏する曲は…。
Anna:美しい、小さな、歌のメロディ(Vismelodi)と言って良いでしょうか。
「Stenbäraremarschen(石を運ぶ人の行進曲)」という名前の曲です。というか、「Stenbäraremarschen」と呼ばれている曲、です。
再びVästergötlandの曲です。
この曲は、Norra Vånga kyrka(ノッラ・ヴォンガ教会)という教会を建てる際に演奏されました。
その教会は、現在私が住んでいる地域のほんの数マイル先にあります。
どうやら、教会を建てる際、彼ら(教会を建てるために働いていた人たち)はできる限りの文句(汚い言葉、罵り言葉)を言っていたそうです。
そして石を運ぶ際には、みにくい歌を歌っていたそうです。テンポをとる(息を合わせる)ために。
そんな時に、(そのみにくい歌の)代わりに、演奏家がこの美しい行進曲を演奏したので、牧師はとても感動したそうです。
では、ありがとうございました。
※Norra Vånga kyrka(ノッラ・ヴォンガ教会)ーWikipediaのページ(スウェーデン語)
⑫(50:11~)Stenbäraremarschen efter Filip Engqvist (フィリップ・エングキュヴィスト伝承の、石を運ぶ人の行進曲), Västergötland
(おわり)
今回のコンサート、和訳部分は短めであっという間に終わってしまいましたが、曲は色々なアレンジがあって、聴きごたえがありました。
AnnaとAndersはよく一緒に弾いているんだろうなという感じがすごく伝わってきました。
私個人的には、2人の話し声がちょっとずつ自分の想像と少し違っていたので(笑)、そういう意味でもこの動画を見られて(2人の演奏が聴けて)良かったなと思っています。
今回のコンサートもとても楽しかったです。
お読みいただき、ありがとうございました。