音楽配信のお知らせです。
★今年の1月にリリースしたCDアルバム「NYCKELHARPA」の曲を、2月から毎月1曲ずつ、配信開始しています。
【配信先リンクはこちら(峰村茜のページへのリンクです)↓】
ターンショーに伝わるポルスカ(Polska från Tärnsjö)
9月はターンショーに伝わるポルスカ(Polska från Tärnsjö)です!
先週の金曜日から、配信を開始しました。
この曲は、無印良品BGM8にも収録されている曲で(「シェディン伝承の2つのポルスカ(2 Polskor efter Schedin)」として収録されているうちの最初の1曲目の方)、スウェーデンでも結構よく知られる曲かなと思います。
最近、「ブログをさぼっていて申し訳ないな」と思っていたので、せっかくなので、曲にまつわるいくつかの事柄をこちらに書いてみますね。
発音について
この、「ターンショー」というのは地名ですが、現地の発音だと「ターンフェー」みたいな感じの発音になることが多いです。
「sjö」部分の発音が、「フェー」とか「フォー」みたいな感じなのですが、これがカタカナだと表すのが難しいんですね。
そして、この発音は方言によっても異なっていて、ストックホルム辺りの方だと「ショー」という感じで「s」の発音をつけて発音することもあるため、日本語のカタカナだと「ショー」という風に書かれることが多く、私もそれにならって書いています。
(他にも、ダーラナ地方の「ビングショー」とか、ダンスや曲の種類の「ショッティス」などもそうです。こちらも方言によるかもしれませんが、私の周りの(スウェーデン語話者の)方は、「ビング『フ』ェー」とか、「『ホ』ッティス」、みたいな発音をすることが多いです)
また、ターンショーだけでなく、この曲を伝えたクラリネット奏者「シェディン(Schedin)」もそうですね。シェディンは人名(名字)ですが、これもスウェーデン語だとシェディンではなくて「フェディン」と発音することが多いように思います。
ターンショー、ノーラの地域について
ターンショーは、ノーラ(Nora socken=ノーラ教区)という地域に存在する地域名です。
この、(ターンショーを含む)ノーラの地域ですが、1549年~2006年はヴェストマンランド県(Västmanlands län)に属しており、2007年からウプサラ県(Uppsala län)になったそうです。そのため、「古い文献ではノーラの地域のことを『ヴェストマンランド地方の地域だ』と書いていることがよくある」のだとか。
参考:Wikipedia「Nora socken, Uppland」、Wikipedia「Nora socken, Västmanland」 ←ヴェストマンランド地方には「別のノーラの地域(同じ名前で別の地域)」もあるため、私が今書いている方のノーラの地域は、現在では「ウップランド地方のノーラ」という書き分けがされているみたいです。
(※ちなみに、「県」は現在の行政区分で、「地方」は昔の行政区分。スウェーデンでは、普段の話では、昔の行政区分である「地方」を使って話すことが多いので、県の話はあまり話題にはあがらない印象です。また、県と地方の名称および包括する地域の範囲は、微妙にずれていたりします)
それゆえに、ターンショーという地域のことや、ノーラの地域出身の演奏家たち(シェディンやグスタフ・ストルッツなど)も、「ヴェストマンランド地方の曲/演奏家」と紹介する人もいれば、「ウップランド地方の曲/演奏家」と紹介する人もいて…
おそらくどちらも合っているのだろうな、と私は考えているので、この地域の曲や演奏家を紹介する時には、両方の地方名を書いています。
(以前は、なぜそういう見解の違いがあるのだろう?と疑問に思っていたのですが、最近その謎が解けて、スッキリしました)
…という感じで、少し蘊蓄めいたことを書いてみましたが(しかも合っているかどうか自信はありませんが…)、この曲はとても爽やかなポルスカです。
この爽やかさを活かせたら良いな、と思いながらアレンジ・演奏しました。
ジャケット画像ですが、いつもはスウェーデンで撮った「写真」に文字を入れるかたちで作成していましたが、今回はCDアルバム「NYCKELHARPA」のブックレットの雰囲気に合わせた、イラストでのジャケット画像を作成してみました。
CDと同じモチーフを使いつつ、今回のために作った特別画像です。
アルバムの曲を毎月1曲ずつ配信開始してきましたが、残るはあと3曲。おそらくですが、来月(10月)の下旬にもう1曲追加で配信した後、再来月(11月)の下旬頃に、アルバム全体を配信開始しようかと考えています。
◎その他の曲も配信中↓

