動画
動画をアップしました。
ぜひご覧ください!
「ヴィルヘルム・フェロッテ伝承の結婚式のポルスカ」です。
曲を伝えたWilhelm Gelotte(1859-1950)はフィドル奏者で、10代の頃から結婚式での演奏をよく引き受けていたそうです。
ウップランド地方北部のÄlvkarlebyの出身で、ウップランド地方北部、およびイェストリークランド地方(ウップランドの北側に隣接している地方)の伝統を伝えるとともに、自身も作曲をしていたそうです。
参考:Wikipedia「Vilhelm Gelotte」より
この奏者のカタカナ表記、以前は「ヴィルヘルム・ファロッテ」としていたのですが、留学先の先生の演奏録画を見直していたところ「フェロッテ」と言っているように聞こえたので、今回は「フェロッテ」表記にしてみました。
「イェロッテ」と言う人もいます。
教えてくれた先生(ニッケルハルパ奏者)はDitte Andersson(ディッテ・アンダーション)という女性のニッケルハルパ奏者です。
曲は全部でA・B・Cパートの三つのパート構成で、通常はCパートで終わります。
動画では最後にBパート半分を繰り返していますが、これはDitte(とDitteの演奏仲間であるCajsa Ekstav)によるアレンジを踏襲しています。
ちなみに、曲名もDitteから教わった曲名をそのまま使っていますが、Ditteご本人はこの曲を「結婚式のポルスカ(Brudpolska)というより、普通のポルスカという感じがする」と言っていました。詳しい理由はわかりませんが。
(それでも、一般的には結婚式のポルスカ(Brudpolska)と呼ばれている曲なのだそうです)
私は、この曲が誰かの結婚式で流れていたら素敵だなと思います。
「先生の演奏動画を見直したところ…」とさきほど書きましたが、
スウェーデンでは演奏は人伝えで(見よう見まねで)習うので、楽譜などは授業中も授業後も基本的に使いません。
そして、授業の最後に録音や録画をして曲を持ち帰り、後で個人練習の時に動画を何度も見返します。
何度も見返すと、今まで見えていなかったものが見えてきたりするのがおもしろいです。
明日も動画を1つアップしますので、もしよろしければ、ぜひご覧ください。
お読みいただき、ありがとうございました。