和訳したコンサートのまとめ、今回はMagdalena ErikssonとIsak Erikssonのコンサート(Boda, 2021)の概要と曲目リストをまとめます。
コンサートの概要と和訳記事
Magdalena Eriksson(マグダレーナ・エーリクソン)と Isak Eriksson(イーサック・エーリクソン)によるコンサートです。
(名字が同じですが、親族ではありません。たまたま同じだけみたいです)
2人ともÅngermanland(オンゲルマンランド地方)出身ということで、Ångermanlandの演奏家Valfrid Rönnlund(ヴァルフリッド・ルンルンド)にまつわる曲を中心に演奏してくれたコンサートです。
Ångermanlandは私の地図で言うとこちら↓右上にあります。
主催はBoda hembygdsgårdenで、2021年に行われました。
和訳した時の記事はこちらです。
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳①
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳②
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳③
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳④
Magdalena Eriksson & Isak Eriksson(Boda, 2021)のコンサート和訳⑤
動画、曲目リスト
Gunnar(主催者)の最初の挨拶は飛ばして、2人の登壇部分から再生しています。
①(2:08~)Välkomstlåten efter Valfrid Rönnlund(ヴァルフリッド・ルンルンド伝承のヴェルコムスト・ローテン(歓迎の曲))2つのバリエーション
②(6:49~)Polska efter Elias Wedin(エリーアス・ヴェディーン伝承のポルスカ)、ヴァリエーションはValfridの兄弟Adolfの伝承
③(11:06~)Första valsen(最初のワルツ。ヴァルフリッド・ルンルンドが最初に教わったワルツ)
④(16:21~)Ol i Tängsta(テングスタのオール)
⑤(20:08~)Polska efter Spel-Kjellman(シュペール・シェルマン伝承のポルスカ)
⑥(22:30~)Magdalenaのソロ:Skräddar Lundins polska(仕立屋ルンディーンのポルスカ)
⑦(24:39~)Mickel Jons valsen(ミッケル・ヨーンのワルツ)
⑧(29:31~)Valfrid Rönnlunds svit(ヴァルフリッド・ルンルンドの組曲。ヴァルフリッド・ルンルンドが作曲したポルスカ2つ)
⑨(34:30~)2 Polskor efter Jonas Nordén(ヨーナス・ノルデーン伝承の2つのポルスカ)
⑩(41:15~)Stakagårdslåten, efter Adolf Rönnlund(スターカゴードの曲、アードルフ・ルンルンド伝承のワルツ)
⑪(45:23~)Pingstvalsen(ピングストヴァルセン/ピングストのワルツ/ペンテコステのワルツ)
⑫(48:41~)Ekopolskan(エーコポルスカン、エコー(こだま)のポルスカ)
⑬(52:09~)Sparve Lille(小さなスズメ), efter Valfrid Rönnlund
⑭(54:04~)Skrömtpolskan(スクルムトゥポルスカン), efter Valfrid Rönnlund
⑮(57:14~)”Eriks A-durpolska” av Erik Rönnlund(エリックのAメジャーのポルスカ、エリック・ルンルンド作曲)
⑯(1:02:13~)”Avskedslåten” av Erik Rönnlund(別れの曲、エリック・ルンルンド作曲)
⑰(1:06:20~)アンコール:”Midsommarhälsningen” av Anders Rönnlund(「夏至の挨拶」アンダーシュ・ルンルンド作曲)
曲の詳細については和訳の記事をご覧ください。
1~3曲目ー和訳記事①、4~5曲目ー和訳記事②、6~9曲目ー和訳記事③、10~14曲目ー和訳記事④、15~17曲目ー和訳記事⑤
【補足:曲目リスト↑に出てくる演奏家たちの関係性のメモ】
MCで曲の解説を聴きながらだと「へえ~」という風になるのですが、いざこうして曲目だけを並べると、演奏家の名前がどれがどれだかわからなくなります…(笑)
ということで、一応私のメモ的に、上の曲目リストで出てきている主な演奏家たちの関係性を書いてみました↓
・Valfridの兄弟がAdolfで、彼らが12歳頃にフィドルをはじめた時に演奏を教えてくれたのがErik Wedin。
・そのErik Wedinが演奏を教わったのは、おじさんのElias Wedinで、Isakが演奏しているフィドルをもともと持っていた人。
・ValfridはSpel-Kjellmanが伝えたポルスカも演奏していて、Spel-KjellmanはLapp-Nilsに演奏で勝った(ということになっているらしい)人。
・Jonas NordénはValfridの友達でHemsöに住んでいた演奏家。
・Valfridの息子さんがErik Rönnlundで、Erikの兄弟の息子さんがAnders Rönnlund(Valfridの孫)。
という感じです。これでもまだわかりにくいかもしれませんが(笑)書き間違えていたり勘違いしていたらすみません。参考にしていただけたらと思います。
以上、MagdalenaとIsakのコンサートの概要と曲目リストをまとめました。
演奏家のエピソード(ワルツの話とか、魔法の話とか、ひげの男性の話とか)がたくさん出てきて、とても勉強にもなる、楽しいコンサートでした。
2人が一緒に演奏している姿もとても良かったです。
和訳で扱うのに選んで、良かったなあと思ったコンサートの1つでした。
お読みいただき、ありがとうございました。